原点回帰した新型カローラは廉価版1.5X(MT)がお買い得 !?

5月11日に発売となった11代目カローラですが、グレード別にアクシオの外観をチェックしていくとある事に気付きます。

それはグレードによる外観差がほとんど無いこと。

カローラ アクシオ 1.5LUXEL(アルミホイールはOPT)

一般的に廉価グレードではドアミラーやドアハンドル、トランクリッド・ガーニッシュなどの塗装が省かれて黒素地になっていたり、ホイールキャップのデザイン違っていたりするものですが、新型カローラではそれが見当たりません。

 1.5LUXELの専用装備(専用ラジエータグリル、プロジェクター式HIDヘッドランプ、フォグランプ)を除いてほぼ同仕様となっています。細かい所ではドアベルトモールやドアハンドルに一部仕様差(光物)が見られますが、これは大勢には影響無いでしょう。

トランクリッド・ガーニッシュは全グレードに渡ってクロムめっき仕様で、UVカットガラスも全グレード共、全てのガラスに標準採用されています。更には全グレードがLED式テールランプ。

それでいてFF(2WD)車の場合、最廉価グレードの1.5X(MT)が137.7万円で、同じエンジンを積んだ最高グレードの1.5LUXEL(CVT)との価格差は実に52.3万円 !
しかもこの1.5X(MT)はMT設定の無い1.3X(CVT)よりも更に1.8万円安い設定。

勿論、外からは見えない装備差(メーター、エアコン仕様、インテリアパーツ塗装他)は存在しますが、致命的な差とまでは言えないアイテムばかり。(詳細装備はこちらを参照下さい)

改良を受けて力強くなった1.5Lエンジンを搭載、後席膝元スペース40㎜拡大でゆったりスペースのカローラ アクシオ1.5X(MT)が137.7万円ともなると、マニュアル車でOKというユーザーにとってはかなり魅力的なグレードとなるかもしれません。

<全車標準装備>
●拡散式ウォッシャーノズル ●LEDリヤコンビネーションランプ
●自立式リヤシートベルトバックル 
●ドアスカッフプレート ●パーキングブレーキレバー横トレイ
●フロントカップホルダー&フロントコンソールポケット
●アクセサリーソケット(DC12V 120W)
●回転格納式アシストグリップ(前席2×後席2)
●ドアポケット&ボトルホルダー(フロントドア・リヤドア)
●フロントパーソナルランプ ●ルームランプ ●ラゲージルームランプ
●シフトポジションインジケーター(CVT) ●デジタルクロック ●外気温計
●パワーウインドゥ(全ドアワンタッチ式・キーOFF後作動機能・挟み込み防止機能付)
●ドアキー連動電気式ドアロック ●ゲート式シフトレバー(CVT)
●車速感応型電気式パワーステアリング
●フューエルリッドオープナー ●フューエル残量ウォーニング
●シートベルトウォーニング(ランプ+ブザー)
●ランプ消し忘れ防止ブザー ●キー忘れ防止ブザー ●半ドアウォーニング
●チャイルドプロテクター(リヤドア)

■カローラ アクシオ
http://toyota.jp/corollaaxio/index.html

 ■主要装備比較
http://toyota.jp/corollaaxio/002_p_001/spec/equipment/list/index.html

 ■3Dシミュレーション
http://toyota.jp/corollaaxio/002_p_001/exterior/three-d/flashpc/index.html

Avanti Yasunori

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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