ポイントゲット!やっと完走を果たしたBRZ。【スーパーGT2012】第2戦富士500km

スバルとトヨタが共同開発したスポーツカーのスバル版として話題が集まるBRZ。昨年の東京モーターショーでは市販プロトと並んでGT300仕様を同時発表し世間を驚かせました。

第1戦の岡山では実戦初投入ということもあってか、惜しくもリタイアに終わってしまいました。

しかしここ富士では予選こそスーパーラップ進出はならなかったものの、粘り強く走って9位でゴール。2ポイントをゲット。

レガシィB4の頃から重心の低さでテクニカルコースに強く、鈴鹿サーキットは連勝。オートポリスも優勝経験があります。富士戦を見る限りレガシィB4以上にテクニカルに強そうなイメージがあります。

ホイールベースは短めでドライバーの着座位置もかなり後方。重量配分をだいぶ後方にずらしていることがよくわかります。コーナーが連続する場面であれば効果は絶大かも。

その代わり富士の様なハイスピードコースはちょっと苦手な雰囲気。

コンパクトボディー、特にフロントの短さが空力に不利に働いているイメージは否めません。リアのディフューザーもボディーから大きくはみ出しているのが目に付きます。

今回は天候にもだいぶ左右されたので本領発揮とまでは行かなかったようですが、このタフなレースで入賞圏内は発展途上のマシンとしては素晴らしい実績だと考えます。

鈴鹿での走りが見てみたい。

(北森涼介)

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この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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