ルノーグループにおいてアフォーダブルなブランドとして位置づけられているDacia(ダチア)からデビューしたばかりのコンパクトミニバン『Lodgy』(ロッジー)のコマーシャルが公開されています。
いかにも休日らしい隣同士のファミリーが同じタイミングで出かけるというワンシーン。両家とも5人の子どもがいるようですが、かたや2+2のスポーツカー(TVRサーブラウ)でもう一方はもちろんダチアの「Lodgy」です。
ドライバーを含めて4人しか乗れないスポーツカーですから、お父さんは「Eeny, meeny, miny, moe(だれにしようかな)」と同乗する子どもを選んでいます。その間3列シートの「Lodgy」ファミリーは子どもたちが全員乗り込んでいるといった様子。
結果、二人の子どもと別行動でドライブにでかけるスポーツカーを見送る「Lodgy」ファミリーの子どもたちの顔が曇っているのは、家族が別行動になってしまうことへの寂しさなのでしょうか。それともスポーツカーへのあこがれ?
彼の地では「リアルMPV フロム9900ユーロ オンリー」とキャッチコピーを付けられた「Lodgy」、その低価格も魅力のようです。
欧州車らしく助手席SRSエアバッグのキャンセルができるのも、子どもを乗せるMPVとしては見逃せない機構といえそうです。
ルノーグループのマーケティングを考えると日本に正規導入されることはなさそうですが、こうしたクルマの登場でコンパクトミニバンへの需要が刺激されるのかどうか気になります。
■Dacia Lodgy(フランス語)
http://www.dacia.fr/gamme-dacia/lodgy/achat-malin/
(山本晋也)