SUVもダウンサイジング? アウディQ3はコンパクトでプレミアムなSUV【アウディQ3】

Q2と言えば有料課金制の電話番組で、バブル後期くらいに流行りました。0990で始まる番号ですね。弊社でも、マフラーの違いによる排気音を聞かせようと立ち上げたような気がしますが、電話レベルのスピーカーでホントの音が聞けるワケもなくあっと言う間にポシャりました。いままでなかったものとは受け入れられるだけでも難しいものがあります。

で、Q3もアウディとしてはいままでなかったジャンルのクルマ、コンパクトサイズながらプレミアムなSUVとのこと。

クーペ的スタイルながら4ドアハッチのボディで、当然車高はやや高めです。エンジンは今回発売の155kW(211ps)と秋頃納車となる125kW(170ps)の2種類、いずれも2リッターのターボでアウディの4輪駆動システム、クワトロで駆動されます。

155kW仕様はアウディドライブセレクトが装備され、選択したドライブモードで変速パターン、アクセル開度はもちろん、ダンパー減衰力やステアリングギヤレシオまで変化させるそうです。

価格は高出力版が479万円、お安いほうが409万円とプレミアムですね。小さくても「いいもの」を欲している人には最適でしょう。

 

燃費は12.6km/Lでエコカー補助金の対象にはなるそうですが、重量が軽いため減税対象にはならないとのこと。メーカーががんばって軽いクルマを作っても税金が下がらないって不思議な制度ですよね。

想定する顧客層は「アーバンライフエクスプローラー」だそうで、どんな人達かというと起業家の本田直之さんがイメージだそうです。年の半分はハワイに住んでいて、サーフィンやトライアスロンを楽しんでるそうです。そういうかたに似合うといわれると「いいなー」と思う半面、「じゃ、自分にゃ似合わなってことか」と卑屈になってしまう気もしました。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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