ル・マン24時間レースへ向けて、トヨタTS030ハイブリッドの機能確認テスト完了

4月のテストで損傷したモノコックに代わり、トヨタ・レーシングが新たに制作していたモノコックを使用した2台目のTS030ハイブリッドの機能確認テストが現地時間5月4日のマニクールサーキット(フランス)で行なわれ、81周を走行して無事に完了しました。

モノコックの損傷で遅れていたテストプログラムを無事に消化して盤石の体制でル・マン24時間レースに臨んでもらいたいものです。

(写真はポールリカールサーキットテスト時のもの)

ステアリングを握ってテストに臨んだのはアレックス・ヴルツ選手。

そしてニコラス・ラピエール選手のふたりです。

新しいTS030ハイブリッドは、ル・マン24時間レースでのデビューへ向けて空力がアップデートされ、レース仕様のハイブリッドシステムが盛り込まれているそうです。

テストが無事に終了し、今月からのテストプログラムを消化して、ル・マン24時間レースデビューに臨むことになりました。このデビュー戦では2台目のTS030ハイブリッドも加わり2台体制となります。

ル・マン24時間レースまであと1ヵ月半。TS030ハイブリッドの早い熟成に期待したいところですね。

(ぬまっち 写真・トヨタ・レーシング)

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ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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