日産は、驚くほど滑らかな新しいエクストロニックCVTを、2013年モデルの「アルティマ」から搭載して、北米市場に投入するとしています。
そのプロモーションとして公開されているCVT(無段変速機)を紹介する映像では、6速ATと様々なシーンで比較してCVTの優位性をアピールしています。
たとえば、上り坂で3-4速を行ったり来たりしてしまうケースでもCVTであれば適切なギア比を選べるのでギクシャク感がないとか。また高速巡航でのエンジン回転数を抑えられることで燃費に有利ということもアピールされています。
こうしたスムースさと環境性能は、変速比幅が広く、ロックアップ領域を拡大した新しいCVTによって実現されているようです。ステップATを好むといわれる北米市場に投入される日産アルティマCVT、市場に受け入れられる仕上がりなのでしょう。まだまだ、ラバーバンドフィールなどと初期のイメージでCVTを拒絶してしまう層もいるでしょうが、果たして北米市場は、新しいCVTをどのように受け止めるのでしょうか。
■新開発 中・大FF車用CVT(ジヤトコ株式会社)
http://www.jatco.co.jp/PRODUCTS/CVT/CVT8.html
(山本晋也)