マツダが、「マツダ RX-8」の最後の特別仕様車「SPIRIT R」(6MT: 325万円、6AT: 312万円)の1000台の追加生産を決定しました。販売計画台数1000台を超える受注を得たためだということです。
この特別仕様車、ロータリーエンジン車ユーザーやスポーツカーファンだけでなく幅広い年齢層から受注しているそうで、最も人気の高いモデルは6MT車で、エアロパーツやビルシュタイン社製ダンパーを装備し特別仕様車専用のRECARO社製バケットシートやブロンズ塗装の19インチ鍛造アルミホイールなどを装着したものだとのことです。このモデルの販売構成比は、RX-8全体の実に66%にも及んでいます。
ちなみにボディカラーは全3色(アルミニウムメタリック、スパークリングブラックマイカ、クリスタルホワイトパールマイカ)がほぼ同じ販売構成比になっています。イメージカラーにもなっているスパークリングブラックが人気を呼びそうな気がするのですが、ロータリーエンジン車ユーザーやスポーツカーファンだけでなく、幅広い年齢層から受注していることが関係していそうです。ちなみに、クリスタルホワイトパールマイカは、3万1500円高になります。
すでに公表されていますが特別仕様車の概要をおさらいすると、「SPIRIT R」共通装備としては、専用オーナメント、フロントヘッドランプ、フロントフォグランプ、リアコンビランプ(ブラックベゼル)、フロント/リアブレーキキャリパー(レッド塗装)、大径ブレーキ、センタートンネルトリム(ピアノブラック)、カーテン&フロントサイドSRSエアバッグシステム、DSC&TCSを搭載、本革巻きステアリング(ブラック+赤ステッチ)、本革巻きパーキングブレーキレバー(赤ステッチ)、前席アームレスト付センターコンソールボックス合成皮革、赤ステッチ)、リッド付リアコンソールボックス(合成皮革、赤ステッチ)となります。
6MT車の主要装備としては、RECARO社製バケットシート(レッド/ブラック本革&ファブリック)、ハードサスペンション(ビルシュタイン社製ダンパー)、225/40R19 89Wタイヤ&19インチ鍛造アルミホイール(ブロンズ塗装)、エアロパーツ、アルミペダルセット、本革巻シフトノブ(ブラック+赤ステッチ)となります。
6AT(アクティブマチック)車の主要装備としては、本革ブラックシート(赤ステッチ)、運転席は8Wayパワーシート&シートメモリー付、スポーツサスペンション、225/45R18 91W タイヤ&18インチアルミホイール(ガンメタ塗装)、シートヒーター(運転席、助手席)、本革巻シフトノブ(ブラック)となります。
買うかどうか迷っているという方は、この機会に発注してみてはいかがでしょうか。私も、ロータリーエンジン車に19年以上乗り続けている身として、閉店前の賑わいもあるとはいえ、この人気は嬉しく思っています。ひっそりと消えていってしまっては悲しいですからね。
■RX-8(MAZDA)
http://www.rx-8.mazda.co.jp/
(ジム加納)