スバル・レガシィの中国仕様は車高を6cmアップ!【北京モーターショー2012】

北京モーターショーにおいて、スバルが中国仕様の2013年型レガシィを発表しました。

2013 年型 レガシィの商品コンセプトは、デザイン、環境・燃費、走り、安心・安全の 4 領域に渡る「全性能モデルチェンジ」ということです。
特に新世代ボクサーエンジン(水平対向エンジン)の搭載による環境性能の向上が注目の進化ポイント。また、中国市場に合わせて、圧倒的な存在感と個性的なエクステリアデザインを施したということです。

そのエクステリアは、 ワイド感・安定性・シャープさを表現するヘキサゴングリルやスバル車共通のモチーフをヘッドランプに採用することで、レガシィらしさを強調しながら、フロントマスクをよりスポーティで精悍なイメージとしています。

さらに「もっとスポーティでシャープなレガシィセダンらしさ」をテーマに、中国市場専用のデザインとして車高を約 60mm 上げ、フロントバンパー、サイドスポイラー、リヤバンパーのデザインを専用新設計とすることで、ボディの厚みを増し、力強く存在感を高めています。
また、フロント及びリヤフェンダーもボリューミーな造詣となり、車幅も 40mm 拡幅されています。さらに、サイドシルスポイラーやリヤバンパーへクロムモールを追加し、高級感を持たせています。

インテリアにおいても、センターパネル、フロントコンソール、ステアリングスイッチパネルをシルバーから黒金属基調色に変更しているほか、電動パーキングブレーキのレイアウト変更や SI ドライブのスイッチ位置を変更しているとのことです。

 

パワートレインでは、燃費や環境意識の高まりに応えるべく、新世代ボクサーエンジン(水平対向エンジン)を新たに搭載しました。また、新型インプレッサから採用している軽量、コンパクトな第 2世代リニアトロニック(CVT)を組み合わせています。このあたりは、グローバルにレガシィの進化ポイントとなりそう。

日本仕様のマイナーチェンジ(年改)も迫っているレガシィだけに、国内ユーザーも気になる中国仕様のアップデートといえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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