これが近未来EVの充電スタイル!【インフィニティ LEコンセプト】

最近では日産リーフを街中で見かけるようになってきました。
筆者の近所でもガレージにリーフが収まっているお宅があり、夜間にガレージのコンセントから伸びたコードにリーフを接続し充電している姿を見かけます。

充電状態を知らせるLEDがフロントガラス越しに見えるのもEVならではと言った感じがします。

日産の海外向け高級車ブランドインフィニティは、ニューヨークショーで次世代のラグジュアリーEVのコンセプトカーを公開しました。グラマラスなボディは新しいEV時代の到来を告げる予感がしました。

このインフィニティLEコンセプトですが、充電方法は実証実験が進められている非接触充電システムを搭載しています。
このシステムを使うとガレージに設置された巨大なコイルの上に停車させれば、ケーブルを繋がずとも充電ができます。身近な所では電動歯ブラシの充電などに使われている技術の応用だと考えればわかりやすかもしれません。

しかし電動歯ブラシであればスタンドに立てるだけですが、クルマとなると正確にコイルの上に停車させなければなりません。
そこでLEコンセプトは、GPSで駐車場所を登録しておけばインテリジェントパーキングアシストで正確に充電ポイントに駐車できるようになっています。

日産車ではミニバンなどに多く採用されているアラウンドビューモニターと目視で安全確認を行いながら、ドライバーはステアリング操作をする事なく、駐車することができます。まだまだコストの問題などが残されていますが、近い将来、EVの充電スタイルもワイヤレスになって行くのは確実のようです。

今のEVの充電スタイルはガソリンエンジンのクルマに乗っている自分から見れば先進的でクルマの未来を垣間見た感じですが、実際に非接触充電が実用化となれば、充電スタイルは今のクルマと同じようにただ、ガレージに収まっているだけのように写ることとなるでしょう。

EV普及の問題はこれから普及してくるEVに対し充電スポットを増やして行くことと、月極駐車場などを利用しているユーザーの充電方法が課題になって来るのでは?と感じました。

■インフィニティのゼロ・エミッションラグジュアリーセダン「LEコンセプト」 ニューヨーク国際オートショーでお披露目(日産自動車 )
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120405-03-j.html

(井元 貴幸)