モデリスタ ハイエース MRTはトヨタ唯一の“純正”で車中泊仕様になるクルマ!?

代々木公園ケヤキ並木通りにて、アウトドアメーカーの最新ウェアやギアなどを展示し、自然や防災について考えるきっかけとなるようにと「TOKYO OUTDOOR SHOW 2012」が開催されています。

そちらに展示されているトヨタ・モデリスタのハイエースMRTをご存知でしょうか?

MRTは「MULTI ROLE TRANSPORTER」の略でいわゆる「トランポ(=トランスポーター)」と言われるジャンルのクルマです。単なるバンとはちょっと違います。

トランポとは、バイクやジェットスキーなど乗り物を運ぶためのものを呼んでいましたが、今では趣味のものを運ぶだけでなく、そのクルマがレジャーの拠点となるものまでを含んで示すようになっているようです。

レジャーの拠点ということは、車両のなかで作業ができたり、休憩、仮眠ができるような装備があったりという期待が生まれます。

そのため、スペース効率の良いハイエースなどをベースに、趣味に合わせた思い思いの改造を施したり、スペシャルショップにオーダーで作ってもらうというパターンが王道でした。

でも、クルマの一部に穴を開けたり切ったりと、一般の人にはちょっと手を出しにくいのも事実でした。

それで誕生した、誰にもオススメできるトヨタ純正のトランポがハイエースMRTというわけです。

基本は、ハイエースの荷室にフラットな床を張った状態です。

床の説明用カットモデル。荷室の鉄板上に表面に難燃素材で覆った木をフロア材としています。アンカー固定用のナット穴も予め埋め込まれています。

今回の展示は、好きな場所に出掛けて自転車をおろし、疲れたら車内で仮眠するようなイメージでしょうか。オプションの折りたたみベッドが装着されているので、片側に自転車を積んだまま、反対側で寝ることもできます。

自転車を降ろし、ベッドを両展開すればゆったりと2人が寝られるスペースとなります。

ベッドの下はすべてが収納スペースになりますので、積載量も十分。

単なる車中泊車両としてもとても魅力的です。

気になった方はぜひ、代々木公園へ。明日4月1日までです。

行けない方はコチラからhttp://www.modellista.co.jp/

(小林和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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