これが光岡の新型ビュート!そのベース車は?【バンコクモーターショー2012】

光岡自動車のリデザインカーでもっともポピュラーと言えるのがビュート。

マーチをベースに往年のジャガーマークⅡを思わせるようなボディを被せたものでした。

ベース車両がモデルチェンジして既にビュートの生産は止まっていたんですが、このたび、バンコクモーターショーでお披露目されました。

新型ビュートのベース車両は、、、もちろん現行の日産マーチです。デザインもほぼキープコンセプトです。

では、なぜタイでお披露目かというと、マーチがタイで生産されているからなんですが、さらにビュートもタイで生産されるんです。

光岡自動車では、タイ工場を設立して、オロチやヒミコを生産していますが、今回の新型ビュートもそのタイ工場で生産されるのです。

日本へはタイから輸出することになります。

円高をはじめ、さまざまな影響もあるでしょう。タイをはじめ、東南アジアでは自国で生産していない車両には多額な関税をかけられる事情もあります。日本人や日本企業が海外へ羽ばたくのは喜ばしいことですが、日本でモノを作ることが減っていくのはやっぱり残念ですね。

お値段は、199万バーツ(540万円)〜となっています。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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