ジー・ティー・アールといえば何を思い浮かべます? ブリヂストンブースにアノ名車が登場!!【東京モーターサイクルショー2012】

クリッカー読者の方なら、ジー・ティー・アールといえば日産と即答することでしょう。しかし、今回のお題は「GT-R」じゃなく「GTR」です。
しかも、初代GT-Rデビューより2年ほど歴史が古い1967年式。日産ではなくブリヂストンが製造した350GTRなのです。

今でこそタイヤメーカーとして世界最大級のシェアを誇るブリヂストンですが、その昔はバイクを製造していたというわけです。
考えてみれば60年代のバイク産業は中小メーカーがひしめき合っていました。

今で言う自転車メーカーのミヤタや丸石などもバイクを製造していたことから、ブリヂストンがバイクを生産していてもなんら不思議はありません。(ブリヂストンサイクルもありますし)

そんなブリヂストンから1967年にデビューしたのが350GTR。
2ストロータリーディスクバルブ式パラレルツインエンジンを搭載したスポーツマシンなのです。現在のスポーツモデルでこそ標準的ですが、当時は先進的だった6速ミッションを搭載、北米大陸で100マイル(160km/h)巡航実現を目指して、当時最高水準の技術を投入して開発された名車なのです。

ブリヂストンブースに展示されていた350GTRのフルレストア車は、隅からスミまでピッカピカ。並み居る最新スーパースポーツに劣らない存在感はまさに圧巻。

そ~いえば、世の中には2輪、4輪問わずGTRの名を冠した隠れ名車って結構ありますよね。

(渡辺大輔)