大ドンデン返し?レーシングECO耐久の意外な結末【第4回レーシングECO耐久】

3月11日、袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたD-Rights主催「レーシングECO耐久」。筆者も誘われて参加したこのレースは、周回数と燃費の総合点で競われるというルールのため、今回は意外なクルマが上位を占めました。


総合6位は筆者もドライブした「初音R白ちゃんVitz」。周回数105周、燃費9.40km/l。


総合5位は「スピニングガレージのおやじチーム」。110周で7.79km/l。
周回数だけで見れば4番目。このゴルフⅡはかなり速い。


総合4位は「オレンジドライバーズ」。113周で8.19km/l。
あの番場兄弟がドライブしたフィットです。周回数ではトップ。


総合3位は「ミュルサンヌ with D speed」。110週で9.41km/l。
シティは燃費と速さの両立にかけては間違いなくトップだと思われていましたが……


総合2位はビックリの初代インサイト!
「GANJA BABY」インサイトは周回数こそ96周でしたが燃費は驚きの15.22km/l。


そして、総合優勝はプリウス。現行のひとつ前の1.5リッターエンジンのものです。
周回数は98周でしたが、燃費は驚愕の24.15km/l!

サーキットで走ってこの燃費って、どんな運転すれば出るの?と思われるかもしれませんが、もちろんノロノロ運転というわけではなく、極めてまともに「競技」をしていました。

順位を決めるポイントは、周回数は1周につき0.4ポイント、燃費はリッター当りの数値がそのまま合算されます。例えば総合優勝のプリウスは63.35ポイントとなるのです。

今回は大雨という非常に悪天候であったためセーフティーカーが何度も入り、周回数がかなり少ないレースとなりました。
こういった場面ではエンジンを極力使わないように設計されたトヨタ式ハイブリッドは有利に働いたといえます。CR-Zや現行インサイトのホンダ式ハイブリッドはどちらかというと小さいエンジンをハイパワーにするためのものかもしれません。燃費はプリウスよりも落ちる分、明らかに速さに効いていました。

晴れたら晴れたで全く違う結果をもたらしたかもしれません。晴れれば大排気量で燃料タンクが大きく、とてつもない周回数を稼げるクルマが有利になることも充分に考えられます。
が、天候などにより色々なクルマに勝機があるから、レーシングECO耐久は面白いのです。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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