世界的な化学会社であるBASFが新設した「エンジニアリングプラスチック・イノベーションセンター」。その記者発表会で商談に使われる「イノベーション・ルーム」が公開されました。
そこで面白いものを見つけたので紹介したいと思います。
それはまっ黒なホイール。なんと素材は「エンジニアリングプラスチック」。つまり樹脂です。
これは「2011 東京モーターショー」にも展示された「smart for vision」のホイールです。なんとあれ、樹脂だったんですね。普通のアルミホイールと比べて、4本で12kgも軽くなるとか。つまり1本あたり3kg軽くなるということ。
ちなみに普通ということは、超軽量の鍛造アルミホイールではなく、本当に普通の量産ホイールということでしょうね。
もちろん強度は万全で、コンピュータ・シミュレーションや実際の実験でしっかりと強度テストを行っているとのこと。
軽い!ということは、きっとレースにも採用されるはず。これは楽しみな技術ですね。
<鈴木ケンイチ>