ウインドウ自身が発熱する?熱線なしでも窓は暖める新発想【第3回国際自動車素材・加工展】

2012年3月14~16日に東京ビッグサイトで開催された「第3回国際自動車素材・加工展」で、近い未来の技術として紹介されていたのが「透明導電膜」です。

展示していたのはポリカーボネートの加工・生産で知られる株式会社レニアス
実はクルマを軽量化するために窓ガラスを樹脂であるポリカーボネートにしようという開発が現在進められています。その一環として電熱線をつかわずに窓を温める技術を研究しており、その成果が「透明導電膜」とのこと。

これは樹脂であるポリカーボネートに、電気を通す透明な膜を埋め込むことで視界を確保することに成功したというわけです。展示された樹脂パネルに触ってみると通電しているエリアはポカポカ。28度ほどに温められていたのでした。

未来のクルマから熱線が消える日がいつか来るかもしれませんね。

(鈴木ケンイチ)