国土交通省が「世界に先駆けて、衝突被害軽減ブレーキの技術基準を策定」することを発表した。
スバル「アイサイト」などに代表される衝突被害軽減ブレーキは、ドライバーのミスを一定範囲内でカバー、車両側で減速することで追突事故を防いだり、被害を軽減するもの。
今回、国土交通省が発表したのは、貨物自動車に車に備える衝突被害軽減ブレーキの基準について。
また同時に、大型トラックやトレーラーに衝突被害軽減ブレーキの装着が義務化されることも公表された。
たとえば、貨物自動車(牽引自動車を除く、総重量22tを超えるもの)について、新型生産車については平成26年11月1日以降の新型車から、継続生産車も平成29年9月1日以降の製作車から義務化が適用される。
貨物自動車の全事故に占める追突事故の割合が高く、乗用車と比較して死亡事故率が高い現状を踏まえてのこの動き。義務化によって重大事故が減ることを期待したい。
「世界に先駆けて、衝突被害軽減ブレーキの技術基準を策定します!」
(国土交通省報道発表資料)
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000101.html
(山本晋也)