欧州シビックはWTCCもいいけどBTCCもね!【WTCC 2012&BTCC 2012】

WTCCに参戦する欧州CIVIC 5ドアのイラスト

ゴードン・シェッドンのマシン(2011年型)

3月10日(土)WTCC 2012シーズンがイタリア、モンツァでいよいよ開幕します。
2011年シーズンはシボレー・クルーズの圧倒的な一人勝ちで、ドライバー/マニュファクチュアラーの両タイトルを取りましたが、BMWとセアトがどこまで肉薄できるかに注目。
今シーズンはシボレーとの差をどれだけ詰められるか?ぜひ接近戦を演じて盛り上げてもらいたいものです。

個人的には、BTCC時代から応援している二人、当時ボルボ850を駆っていたリカルド・ライデル、ルノー・ラグナのアラン・ムニュ(共にシボレー・クルーズ)、アジア人として香港から参戦するチャールズ・カキ・ン(BMW320TC)とダリル・オ・ヤング(セアト・レオン)あたりに注目しています。

そうそう、昨年BTCCでランキング7位だったトム・チルトン(フォード・フォーカス)が道場破り的に参戦しますのでそちらも要注目です。

10月になれば、いよいよホンダも新型欧州シビック5ドアで参戦します。
10月20日(土)21日(日)は是非鈴鹿へ!

日本でも見られるWTCC(FIA World Touring Car Championship)だけではなく、BTCC(MSA Britith Touring Car Championship)シリーズのレースもあることをお伝えしなければなりません。

イギリスの伝統あるツーリングカーレースでホンダが欧州シビック5ドアで2011年シーズンのチャンピオンに輝いたことはあまり知られていません。

そのBTCCに、ホンダは今年も新型CIVICで参戦します。
WTCCシビックがホンダ本社が主導するワークスマシンなのに対し、BTCCシビックはイギリスのウスターシャーにファクトリーを構えるチーム・ダイナミクスが車両開発を担当するセミワークスマシンです。

欧州向け新型シビックは、2011年9月に行われたフランクフルトモーターショーで発表されましたが、9月末にはホワイトボディがチーム・ダイナミクスのファクトリーに運び込まれて車両開発が始まっていました。

2011年シーズンのドライバーズチャンピオンを勝ち取ったのがマット・ニール、2位がゴードン・シェッドンで、ホンダは2012シーズンもこの2人で戦います。そして3位がシボレー・クルーズを駆るジェイソン・プラートでした。この三者によるチャンピオン争いは最終戦までもつれたため、とても見応えのあるシーズンでした。毎レース、コース上はもちろんパドックでも熱い戦いを繰り広げました。
雪辱に燃えるシボレーとディフェンディングチャンピオン・ホンダの戦いから目が離せません。

左がマット・ニール、右がゴードン・シェッドン。2011年9月18日ロッキンガムでのシャンパンファイト。

ジェイソン・プラートが駆るシボレー・クルーズ

マシンを降りても何かとパドックを盛り上げていたマット・ニール(左)とジェイソン・プラート(右)

ホンダのニューマシンは既にテストが始まっていますが(今日もシルバーストーンでテストしていました)、3月12日(月)にスインドンのホンダUKで正式にお披露目され、4月1日(日)にブランズハッチ開幕する第一戦から実戦投入されます。

一足先に始まるホンダvsシボレーから目が離せません。
やっぱりホンダはちゃんとモータースポーツしなきゃ!

今シーズンの戦いぶりはこのサイトで逐一お伝えしていくつもりです。
こちらもお楽しみに!

(注:テスト走行シーン以外の写真はすべて2011年9月18日ロッキンガムで撮影)

【関連記事】
ホンダ・シビックターボの開発が好調! ただし・・・
https://clicccar.com/2012/02/24/116893

【関連リンク】
WTCCオフィシャルサイト
http://fiawtcc.com/
BTCCオフィシャルサイト
http://www.btcc.net/

(Autanacar)