無印良品でクルマを売ってたって知ってましたか?

このクルマ、ちょっとボロいマーチにしか見えませんが、見る人が見るとウナるクルマなのです。

車名はMUJI Car 1000。ベースはマーチですが販売はあの「無印良品」。

2001年に93万円と言うプライスタグで1000台限定発売されたものです。

内装も外装も無印良品のコーポレーテッドカラーのベージュが採用されていて、無印感いっぱい。

外から見える部分には一切メーカーロゴがないところも無印良品です。

このとんでもなく地味な外観が逆にお洒落に見えます。言い訳に聞こえるかもしれませんが、バンパーの傷やドアのへこみもそれっぽい。使い倒すにはもってこいの雰囲気です。

ベースは見てのとおりK11マーチです。オプションや外装をとことん省いた上でMuji Carの専用装備が施してあるので、当時の日産で販売されていた最廉価のコレットfよりも3万円ほどしか高くない。その上、コレットfはリアブレーキがドラムなのにMuji Carはディスク。運転席と助手席にエアバッグ装備、ABSも付いています。CDとエアコンは標準装備ですし、かなりお買い得感の高いモデルでした。

元はK11マーチですから、かなり元気に走りました。

この個体は筆者が実家用に購入したものでしたが、Facebookに掲載した際にとんでもない反響があったものでclicccarにも掲載させていただきました。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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