BRZでサーキットを走った【スバルBRZ初試乗】

いよいよBRZでサーキット走行です。結論から行くと、かなーり気持ちいい。

割り当ての周回数は西コースとオーバルを組み合わせた特設コースを3周が1セット。イメージ的には山の中のデイトナという感じです。そこを1セット走らせていただきました。

わたくし、FRのスポーツ走行が苦手な上に、本日のコンディションはウェット。完全に怖気づいていてます。何がそんなに怖いのか?FRってアクセル踏まないと曲がってくれないし、踏みすぎると回っちゃうかアンダーステアで真っ直ぐ行っちゃうかじゃないですか。

ところがピットを出て最初のコーナーをクリアすると怖気づいていたのがバカらしくなるのです。いやぁ、ものの見事に曲がってくれるのですよ。僕レベルのドライバーだと全然ロールもしない。四輪が全部接地しているのがよく解ります。接地した上できちんと向きが変わってくれる。

その時実感したんですよね、重心が低いってこういうことなのか、と。
もっと速度を上げるとコーナーでは軽くお尻が出てくるような雰囲気になりますが、決して取り散らかるようなことはなくコーナーの出口では収束している。

ツインリンクもてぎと言えばオーバルのスーパースピードウェイ。BRZのサーキット走行にも当然のごとくオーバルが用意されていることは冒頭でも書きましたが、これがまた全然怖くない。オーバルコースはバンクの上の方にクルマが持っていかれるという感覚に苛まれますが、それってロールがバンクの上の方、つまりアウト側に向かって強くなるからなんです。しかしBRZは持っていかれるとか引っ張られるという感覚がなかった。そりゃそうですよ、傾いて無いんだもん。

上の写真はそのオーバルで撮影されたもので、乗っているのはわたくしです。結構なスピードは出ていますが、あまり傾いていないでしょう。サスが硬いのでは?と思われるかもしれませんが、むしろ柔らかい、というかやさしい感じです。つまりは重心が低いからロールしにくいということなんですね。

つづく

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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