三菱自動車は、アセアン内でも今後、マーケットとして期待されるインドネシアにおいて、同社の小型SUV“アウトランダースポーツ”の現地生産・販売を開始すると発表しました。
とはいえ「アウトランダースポーツって何?いつ出たの??」と思う人が多いのでは。
じつはこの謎クルマは、日本でいうところのRVRで北米を始め輸出仕様はこの名前で販売されている地域が多いのです。
話をインドネシアに戻すと、アウトランダースポーツは2012年度上期より三菱自動車のインドネシアにおける車両組立委託先であるP.T. Krama Yudha Ratu Motor Factory(KRM)で生産され、現地総販売代理店であるP.T. Krama Yudha Tiga Berlian Motors(KTB)の販売網を通じて販売されます。
日本では昨今、やや販売に苦戦気味の三菱ですが、じつはインドネシア市場において商用車を中心に高いブランドイメージを築いています。同国ではトヨタに次ぐシェア2位の座をダイハツと激しく争っているほど。
人気の理由のひとつに同社が2009年6月に投入した“パジェロスポーツ”(写真参照)があります。
このクルマは日本でも販売されたピックアップトラック“トライトン”をベースにSUV化されたクルマですが、インドネシアはもちろん生産されているタイでの人気もかなり高いクルマです。
インドネシアは首都ジャカルタでさえ道路が雨期になると一部が水没するなどするため、背が高い(地上最低高が高い)クルマが好まれます。街を走るクルマはタクシー以外はみなMPVといってもいいくらいです。
そんなインドネシアでこのクルマがどのくらい人気が出るか気になります。
【クリッカー編集部】