東京オートサロンでは、最新のクルマをカスタマイズしたものだけでなく、出展したメーカーがレストアしたクルマもいくつか出展されており、その中でも注目だったのはトヨタ自動車のブースに展示されていた、2000GT。
これはただの2000GTのレストアカーではなく、動力をEV化し、発電の為にボンネットやリヤハッチ内にソーラーパネルを設置した、エコなレストアカーなのです。
制作はトヨタ系で御料車などの制作を請け負う関東自動車で、ボディのレストアからEV化に至るまでまさに匠の技が光る芸術品。
そして、他にも気になるクルマがもう一台。
同じくトヨタの名車とも言える、セラをベースにEV化したTES-ERA(テセラ)EV。
こちらは、トヨタ技術会が制作したEVレースカー。
2000GTのEVと違いボディはキャビン周りのみを使っただけですが、ガルウィングドアの部分はしっかり継承。
こういった、レストアEVが、今後ブレイクしそうな予感がします。
ボディのレストアに加え、エンジンのレストアともなると廃盤になったパーツのワンオフ制作や調達に、コストや労力を費やさないといけない上、旧車だと有鉛ガソリンなど手に入らない燃料の問題なども出てきます。
そう言った面から、ルックスは当時の面影のまま、最新の動力を手に入れ旧車でありながら最新のエコを手に入れる事が出来ます。
アメリカのデロリアンモーターカンパニーが昨年、往年の名車DMC-12をEVで復刻し2013年に発売する事を発表し往年の名車・旧車がEVとして続々と登場する予感がします。
(井元 貴幸)
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