スーパーGT選手権、トップドライバーたちの胸のうち、本音を知るならこの一冊。

2011年スーパーGT選手権、最終戦の直後、都内某所で開催された座談会。右から土屋圭市氏、柳田真孝選手、立川祐路選手、小暮卓史選手

2011年も白熱したスーパーGT選手権が終了。そしてシーズンが終わると発売されるのが、オートスポーツ『GT総集編公式ガイドブック2011-2012』。2011年のレースバトル、戦った車両、全戦績が余すことなく丸ごと一冊に注ぎ込まれています。特別付録の全マシン掲載スーパーGT2012ポスターカレンダーも嬉しい特典です。

さて、このガイドブックの人気コーナーのひとつが、3メーカートップドライバー座談会。毎回トヨタ、ニッサン、ホンダからそれぞれ上位ドライバーが選出され、メーカー代表として座談会に参加。司会進行は土屋圭市氏。人気の理由はシーズン中には聞けないレースバトルの裏側、ドライバーの心境といった本音が聞けること。

“あのバトルのとき、じつはこんな思いだった・・・”、“あの1戦は実は追い込まれていた”などなど、シーズン中は絶対に打ち明けられなかった胸中、状況を明かしてくれます。言いにくいことも土屋圭市氏から投げられる鋭い質問に、思わず本音がこぼれてしまうということも(笑)

ここからは少しだけこの座談会の裏話を・・・。シーズン中は絶対に負けられないライバル同士。「実際の座談会の雰囲気はどうなの?」と気になるかたは多いでしょう。毎回、座談会の雰囲気は非常に清清しい。シーズン中は当然、弱音や胸中を互いに見せ合うことはありません。しかし、シーズンが終われば悔しい気持ちもいったんリセット。一流のプロたちは切り替えも早く、最終戦が終われば次に見据えるのは2012年のシリーズだ。というわけで座談会は互いの実力を認め合っている同士、とても和やかな雰囲気で進行されていく。

最終戦が終わった直後に3メーカーのトップドライバーの心境が聞けるのは『GT総集編公式ガイドブック2011-2012』だけ。スーパーGT選手権のファンはもちろん、一流のアスリートたちの1年とはどういうものなのだろうかと、興味を持ったかたにはぜひ、手にとってもらいたい一冊です。

スーパーGT総集編公式ガイドブック2011-2012(1100円)

(鈴木珠美)