電気もガスも使わない冷蔵庫!? 『非電化工房』って知ってますか?【車中泊女子の全国縦断記】

那須にある『非電化工房』の見学会に参加してきました。
『非電化工房』とは、電気を使わず、ホドホドに快適な『家電』製品を開発・商品化しているところです。

代表の藤村靖之氏は工学博士で【発明家】!
実際に非電化冷蔵庫などを作ってモンゴルやナイジェリアなどに提供しています。

わたしの口から説明するのはおこがましいので、詳細は是非、公式サイトをご参照いただくか、今後の見学会やワークショップなどに参加することをお奨めします☆

非電化グリーンハウス(中央手前)
非電化グリーンハウス(中央手前)

非電化グリーンハウス(温室)
南向きは二重ガラス窓、潜熱蓄熱壁、籾殻断熱材などで冬でもポカポカが夜まで続く。
ビニールハウスの暖房費節約に。

 

 

 

 

 

非電化冷蔵庫
非電化冷蔵庫

放射冷却を利用した非電化冷蔵庫
この中には約200リットルの水が入っており大型ですが、簡易的な小型の非電化冷蔵庫もあります。
真夏でも庫内は6〜10度を保っているそうで、実際に普段も使用されています。

 

 

 

 

 

 

 

非電化籾殻ハウス
非電化籾殻ハウス

非電化籾殻ハウス
籾殻・土・しっくいでできた壁は夏はヒンヤリ、冬はあったか、断熱効果抜群。
外観からは想像つかないでしょうが、内部は意外と広くてとってもお洒落でした。
(そこはセンスの問題)

 

 

 

 

 

 

 

非電化風呂小屋
非電化風呂小屋

非電化風呂小屋
太陽熱を利用した温水器を屋根に設置。五右衛門風呂なので曇りや雨の日は薪で湧かします。
こちらも実際に住み込みのお弟子さん達が使用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

アトリエ内部
アトリエ内部

アトリエ内部
ここで数々の発明品が製造されています。
昔懐かしい農器具なども展示されていました。

 

3月の震災ではここもかなり揺れたそうですが、これらの建物はひとつも壊れなかったそうです。
これから見学会を申し込もうと思っている方がいらしたら、時間に余裕があるのであれば交流会まで参加するといいですよ!
生豆コーヒーや生ハトムギ茶、クッキー、具沢山カレー、鹿肉の味噌汁などいただきつつの懇親会のような雰囲気なのですが、とっても内容が濃いです!
ちなみに工房に隣接して畑があり、そこで鶏を飼って野菜類を育てているそうです。

今や住宅もオール電化、クルマもハイブリッド/EVが増えて来ましたが、あえて非電化で「そこそこ便利」。
是非ともEVの更に先を行く次世代のクルマ・非電化車を開発してほしいところです。

(松本しう周己)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/11/19/83348

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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