赤信号を教えてくれるカーナビ

通信で地図が更新できたり、実際の前方の画像に指示を重ねて道案内したりと、最近のナビの進化って本当にすごいですよね。そんな中、ナビを使った新たなる安全支援がはじまるようです。

それが、「DSSS」と呼ぶクルマと道路が連携した安全支援デバイス。トヨタはこの機能が付いたカーナビを今夏発売の新型車から採用していくのだとか。この「DSSS」は警察庁が運用するもので、道路上に設置した発信機(ビーコン)からの情報をクルマがキャッチし、

(1)赤信号注意喚起
(2)一時停止注意喚起
(3)前方停止車両存在案内
(4)わき道車両存在案内
(5)信号待ち発進準備案内

の5つの喚起や案内をカーナビ画面に表示します。


赤信号注意喚起
道路側に設置した光ビーコンから、信号情報を車に送信。
信号の見落しなどで赤信号時に車が交差点内へ進入する可能性がある場合、ドライバーに注意喚起。

 


一時停止注意喚起
道路側に設置した光ビーコンから、一時停止の規制情報を車に送信。
一時停止規制の見落しなどで不停止の可能性がある場合、ドライバーに注意喚起。

 


前方停止車両存在案内
前方道路側のDSSS感知器が検知した車両情報を、光ビーコン経由で車に送信。
前方に停止または低速車両が存在する場合、ドライバーに案内。

 


わき道車両存在案内
前方道路側のDSSS感知器が検知した車両情報を、優先道路側に設置した光ビーコン経由で車に送信。
わき道に車両が存在する場合、ドライバーに案内。

 


信号待ち発進準備案内
道路側に設置した光ビーコンから、信号情報を車に送信。
赤信号で停車の際に、赤信号の待ち時間の目安を表示。
赤信号が終わる前の適切なタイミングでドライバーに周囲の安全確認を促し、発進準備を案内。

 

たしかに安全運転には役立ちそうですね。

トヨタ車の場合は、対応ナビに光&電波ビーコン受信機を装着すればこの機能が使えるそうです。

 

 

しかし、ひとつ大きな問題が。

なんと「実際に運用がはじまるのはまず15ヵ所しかない」んだとか。

う~ん、それなら“様子見”と思いますよね。ボクも最初はそう思いました。

 

でも、VICSをフル活用するには必需品といえる「光&電波ビーコン受信機」を装着するだけで使えるのですから、実質的には新たな出費などを必要とせずにこの機能を活用できるということになります。そう考えてみれば、わずか15ヵ所しか使えなくてもアリではないでしょうかね?

(工藤貴宏)

【すべての画像が見られない方は】https://clicccar.com/2011/06/30/38203

【未来のカーナビの姿を考えてみよう!】https://clicccar.com/2011/06/22/33961

 

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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