アメリカ・ラスベガスで開催されているSEMAショー2011の会場は、世界の不景気をぶっ飛ばすほどの熱気でムンムンですよ。現実には、リーマンショック後に規模を大幅に縮小して開催してきたSEMAショーではありますが、実際に会場に足を運んでみると、とても多くのクルマファンが来場しています。トレードショー(業界関係者のショー)なので、一般ファンは入場できないはずなのですが、どう見ても“カーマニア”が集まっていますね(断言!!)。どうやって入場するのでしょうかね?
さて、そんな賑やかな会場で世界初のニューモデルが発表されました。そう、クリッカーで既報のとおり「レクサスGS350 F SPORT」がワールドプレミアです。
新型GSはすでに発表されているモデルで、8月に米国ベブルビーチで発表されたあと、9月にはフランクフルトショーでハイブリッド仕様の“GS450h”を披露。そして今回のSEMAショーで“F SPORT”とGS350が同時発表……というスケジュールになっていました。ま、ここまでは予定どおりのお披露目だったんです。
ところが、レクサスはサプライズも用意していましたよ!! それが、こちらです。
「プロジェクトGSバイ・ファイブAXIS」と名付けられたGSカスタム計画で、どうやらGSの最終兵器がこちらのスポーツモデルのようです。ノーマルのGS350でも306馬力を発する3.5LV6エンジンをさらにチューニングし、迫力のエアロフォルムでかなりスポーティなモデルに仕上げています。
ホイールは標準仕様の17インチに対し5本ツインスポークデザインの20インチへとサイズアップ。エアサスペンション化やブレーキシステムなど足回りの強化も図り、全身にスペシャルなムードがみなぎっています。
こちらの発売時期や価格などの詳細は明らかにされていませんが、新型レクサスGSをカスタマイズすると、ここまでカッコ良くなる、というのがよ〜く分かります。ぜひとも日本に導入してほしいですね。もちろんライバルはE63 AMGやM5……というよりは、AMGで言うところのブラックシリーズに近いラインと言えるでしょうね。それにしても、レクサスはなんだか気品がありますね。
“F SPORT”でも充分にスポーティでエンスー向けなのに、さらにGSを鍛えていくことを表明したレクサスの姿勢に熱いエールを贈りたいと思います!!
(南風よしお clicccar編集部)