電気自動車(EV)用急速充電器の正しい使い方とは?

みなさん、電気自動車乗ってますか?
EVのレンタカーもだいぶ出回っていますし、9月いっぱいまではリーフが12時間3000円で借りられた、なんていうキャンペーンもやってましたしね。

レンタカーで借りた方も急速充電器を使ってみたりしましたか?

電気自動車の電池容量の80%までを30分で充電するという謳い文句のChademo規格の急速充電器ですが、すべての急速充電器が充電時間30分で充電完了するわけではありませんので注意が必要です。

たとえば、首都高速大黒PAの急速充電器は日産リーフの電池容量80%まで1時間弱かかります。

なんで?
実は電池容量80%を30分で充電できる急速充電器は「50kw 」の急速充電器に限るのです。大黒PAにあるのは30kwタイプなので1時間弱の時間がかかることになるのです。

こちらは首都高速平和島PAにある急速充電器。

大黒PAよりも容量の小さい20kwタイプ。充電完了まで1時間15分かかることになります。

急速充電器の容量をちゃんとチェックしておかないと、その後の走行距離にかなり影響が出ます。30分で充電を切り上げてしまって120km走るつもりが60kmしか走れないなんてことにもなりかねません。

レンタカーでも自己所有でも本来、電気自動車は夜間に保管場所で充電するのが基本ですので急速充電のお世話になるのは控えたほうがいいとは思いますが、万が一、お世話になる際はこの「○○kw」を絶対にチェックしておきましょう。

それと、夏場の昼間などは急速充電器の使用を控えてくださいね。電気代の値上げの言い訳にされかねませんから。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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