初音ミク優勝!大橋監督に単独インタビュー【痛車 スーパーGT2011第8戦ツインリングもてぎ】

グッドスマイルレーシング大橋監督
グッドスマイルレーシング大橋監督

レース終了後、表彰式や記者会見などを終えてパドックに戻ってきたグッドスマイルレーシングの大橋監督に直撃インタビュー。かなり面白いお話が聞けました。

-優勝、そしてシリーズチャンピオンおめでとうございます。まずは今回のレースの勝因からお聞かせください。

大橋「正直な話、今回は運が大きく左右したレースでした。33番(ポルシェ)と62番(レガシー)のトラブルが無かったら、途中のラップを見てても、あの2台が普通に走ってたら今日の優勝はどうだったかな、と思うところはありました。やっぱりそういうのは応援してくれている人たちの気持ちがあるのかな、って思いましたね」

-今回の優勝はサポーターの方々の力だったということですね。

大橋「本当にそうだと思います。応援していただいた皆さんの、力の強さだと思っています」

-今日は11号車(フェラーリ)はどうでしたか?

大橋「11号車はずっと脅威だったんですけども、僕らが安定してラップ刻んでいたし、合うというか・・・、こちらに目があると思っていたところをちゃんと走りきったので、そこが彼らよりも、応援してくれている人たちを含めた僕らのほうが、気持ちが強かった、というところではないかな、と」

-ピットのタイミングなんですけど、これは予定通りなんでしょうか?

大橋「ピットのタイミングは、タイヤが今回ドライをはじめて履いたんで、けっこう厳しかったんだけど、頑張って引っ張ってもらってたんだけど、始めから決めてたわけではなくて、変われるギリギリのタイミングでなおかつ11号車に合わせて入れて行こうという感じでしたね」

-というわけで今回優勝してシリーズチャンピオン獲りました。

大橋「まさかねぇ・・・(笑。獲れなくはないとは思っていたんだけど、本当に獲れたんだって、すごく思いました。表彰台に乗ったときに、そう、監督って普通のときは表彰台に乗らないじゃないですか。でも今回表彰台に乗って大勢のお客さんの前に立ったときに、ああ、本当にシリーズチャンピオンを獲ったんだって思いましたね」

-表彰台に乗ったときにシリーズチャンピオンを獲ったんだ、という実感はありましたか?

大橋「実感は湧きましたね」

-シャンパンファイトはすごいことになっていましたね。

大橋「シャンパンファイトはやばかったですね(笑。ホントにあれであってるのか?って。みんなで俺にかけるのはあってるのかってね(笑。でも、いい思い出というか、いいシーンだったと思います」

-ところで今期、3勝をしてますけど、強いですよね

大橋「確かに強いですよね。出来立てのチームだったので経験値が無いじゃないですか。だから経験のある人たちと一緒にやって経験値を上げていこうということでやってきたので、そういった意味では総合力が上がってきて、思ったとおりのことが出来るようになってきたということですね」

-次のJAF GPは個人戦になりますね。番場選手が谷口選手とガチンコで勝負するんだ、という発言もありましたがその辺はどうですか?

大橋「いやぁ、クルマ壊さないでやってくれって感じですね(笑」

-お疲れのところ大変ありがとうございました。本当におめでとうございます。

 

いつも控えめな発言の多かった大橋監督も、今回ばかりは笑いの混じったトークを聞かせていただきました。ありがとうございます。

参考:33番HANKOOK PORSHEはピットスタート。62番R&D SPORT LEGACY B4は10週目でピットイン。

(北森涼介)

 

 

 

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる