新型LEXUS GS350のデザインを斬る! 【レクサスGS】

以前にご紹介した、新型LEXUS GSが予定どおり8月18日に米国カリフォルニア州で開催の一大イベント、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でワールドプレミアされました。

フロントマスクはほぼ先回の予想CGどおり。今回公開されたモデルはベースモデルのGS350ですが、今後フランクフルトショーや年末の東京モーターショーに向けて他のグレードも次々と公開されるようで、中でも「F SPORT」が注目されそうです。

そこで一足先にF SPORTのフロントマスクを予想してみました。 ISやCTの如く、ラジエータグリルやバンパー開口内をメッシュデザインに変更して登場するものと思われます。多分、こんな感じでしょうか・・・ (画像はCG合成)   

それでは今回の新型GSの外観をじっくり見てみましょう。4月のニューヨーク・モーターショーで披露された『LF-Ghコンセプト』がどちらかと言うと、余り洗練されているとは言い難かっただけに、今回もともするとふ~ん・・・と見流してしまいがちですが、実はその後かなり手が入れられています。そういう意味では正式デビュー数ヶ月前に中途半端なモデルを見せるのは如何なものかという気も。

逆にそんなコンセプトモデルと新旧比較してみるのも別の意味で面白いかもしれません。

リアルさに乏しかった先回モデルがしっかり練りこまれて、グッと引き締まって見えます。と言うか、先回のコンセプトモデルでも自走可能だった事とボディサイドに大きな意匠変化が無いところを見ると、逆に今回のモデルに手を加えてコンセプトモデルに仕立てた可能性も考えられます。

それはさておき、リア廻りを歴代GSと比較すると今回のモデルの押し出しの強さが一目瞭然。ホイールアーチ廻りの豊かなボディ面の抑揚は実にイイ感じに仕上がっています。

続いてフロント廻りを側面から見ると、ノーズ先端がかなり低く押さえられている事に気付きます。これは過去のアルテッツァを皮切りとするマークXなどの流れを汲むデザイン手法で、何やら獲物を狙う動物のような挑戦的なイメージを感じさせます。実車を見れば恐らくそれが更に顕著でしょう。

今回のモデルは初代アリスト時代のGSを含めて既に4代目となる訳ですが、既存モデルの中では2代目に次いで出来が良いデザインかもしれません。特に先代モデルがインパクトの薄い意匠だっただけにその不評を吹き飛ばそうとする意欲が感じられます。

全体的にどっしりとした安定感と、スポーティ感を上手く両立したモデルと言えるのではないでしょうか。東京モーターショーでの日本デビュー、2012年初頭の発売が楽しみな一台です。

【諸元】 北米仕様
(新型)全長4850×全幅1840×全高1455  ホイールベース2850mm
(現行)全長4850×全幅1820×全高1425 ホイールベース2850mm

エンジン=3.5リッターV型6気筒直噴DOHC
最高出力=228kW(306ps)/6400rpm
最大トルク=375Nm/4800rpm
トランスミッション=6速AT

こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/07/23/44801

(Avanti Yasunori )

【画像がすべて見られない方は>>> https://clicccar.com/52845

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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