電気自動車が電欠したら、どうするか?
充電する、というのは正解ではありますが、充電設備がない場合にはどうしようもありません。
いや、じつは充電設備がなくても、電欠したEVをふたたび走らせることは可能。
というわけで、海外メディアが日産リーフで、その斬新な充電方法にチャレンジしたそうです。
YouTubeに公開している映像、前半はグダグダですが、それは斬新な充電方法に欠かせない、このパーツを探すのに手間取ってしまったから。
牽引フック?
これを使って、どうしようというのでしょうか。
ここが、この充電方法の斬新たる所以。
はい、ほかのクルマで牽引して、それにより回生させてバッテリーを充電しようというわけです。
さて、この牽引による充電、実験は大成功。
映像には航続可能距離35kmあたりから牽引をはじめて、73kmまで伸びた様子が記録されています。メーターでいうとワンセグメント分ですが、たしかに牽引でも充電は可能なのでした。
牽引するクルマが使う燃料を考えると、この方法が効率にいいとは言いがたいですが、緊急事態には使える手かもしれません。ガス欠したエンジン車の牽引とは異なり、EVの場合はシステムが起動していればブレーキやステアリングもしっかりと効くので、危険性も少なさそうです。
それにしても、世界にはおもしろいことを考えるひとがいるものです。
【画像&動画がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/08/16/51767
(山本晋也)