話題の日産リーフに乗ってみました! 【試乗】

8/6(土) 富士スピードウェイの外周路で たまたま日産リーフ に試乗する機会が到来。その際のインプレッションをお伝えしたいと思います。

まず運転席に座ってスタートボタンを押すと、PC風のスタートアップ・サウンド(起動音)が鳴ってスタンバイを知らせます。 エンジンが無いので勿論、何も起きません。シフトレバーでDを選び、電気式パーキングブレーキを解除、アクセルを踏むとスルスルとスタートしました。

そこまではどうって事は無い普通のクルマって感じだったのですが、そのあとが驚きです。ラミネート型リチウムイオンバッテリー(90kW超)と電気モーター(80kW/280Nm)の組合せがもたらす加速力には正直驚かされました。 イメージとしてはジェット旅客機の離陸時に体感する息の長い加速感と雰囲気が似ており、体ごとグゥ~ッと前方へ押し出される感じです。

エンジンルームにはモーターやインバーターが載っているだけですが、ステアリングから伝わるフィーリングがしっとりとしていて、何やら重量感の有る上級車に乗っている感さえ有ります。加速時に聞こえるのはヒュ~ンというかすかな モーター音と風切り音だけで実に快適。アクセルを踏み込めばどこからでもグイグイ加速します。これは発進時から最大トルクを発生するモーターカーの最大の特性でしょう。

リーフの航続距離はJC08モードで200km(実用160km)ですが、エアコンONの状態では一気に落ちて定常走行で120Km、街中では100km未満が実力のようです。そこで思ったのですが、現状では電池残量が非常に気になって仕方無いものの、ネックの電池が画期的に進化して航続距離が現状の3倍以上になれば、これはもう十分に使えそうな乗り物だと。

静かでパワフルな車は明らかに疲労が少ない訳で、難点の航続距離さえ解決されれば、残る課題は眠気防止ぐらいかもしれません。

こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/06/07/31730
https://clicccar.com/2011/05/27/26805

(Avanti Yasunori )

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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