“新”大阪駅ではEV&HVタクシー専用乗り場があるんです

東日本大震災以降,首都バックアップ機能の必要性が真剣に議論され始めています。  その最有力候補として「関西圏」が急浮上。  時を合せるように5月4日には関西の玄関、JR大阪駅に「大阪ステーションシティ 」 がオープンしました。

http://osakastationcity.com/

2004年から着工、7年かけてようやく完成したもので、南北二つのビルを跨ぐ大屋根がトレードマークになっています。 新たに建設されたノースゲートビルディング内にはJR大阪伊勢丹やLUCUA(ルクア)が入っており、ファッション関係のお店やレストラン街、大型シネマ館などが有って、丸一日楽しめそうな雰囲気です。

先日、所用で久々に帰阪(出身地)したので早速訪問。 開業したばかりなのに以前から存在していたような雰囲気が漂うこの駅ビル、まるで空港ロビーと見紛うような2階コンコースは既に市民の憩いの場になりつつあるようでした。 下画像の如く、ビル北側中央の壁が無い吹き抜け構造で、屋内にいるのに屋外にいるような不思議な感覚。

そんなノースゲートビルディング2階西端に 23日、鉄道駅では初となる EV&HV専用のタクシー乗り場がオープンしたそうです。 この乗り場に入れる車は、JR西日本 が認めたEVとHVの計70台! 話題のEV車、日産リーフやHVのプリウスが客待ちしています。

http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175296_799.html

初日は広報不足もあって結構空いていた模様。 料金は他と変わらないそうなので、EV車を体験するなら今がチャンスかも!

車両に搭載したICチップで出入り口のゲートが開く仕組みだそうで、他の車両は入れないクリーンなタクシー乗り場。 6月中旬にはEV用充電器を設置予定とかで、通路の屋根に取り付けたパネルで太陽光発電して乗り入れるEVに供給するそうです。

現在、大阪府内を走るEV、HVタクシーは計450台で、全タクシーの約2%だそうですが 今後、橋下知事を筆頭に、大阪から EVを盛り上げて行こうと 「本気度満々」で取り組んでいるようなので、世界のスマートシティの仲間入りも遠い話しでは無さそうです。

クリッカーでは過去に紹介してますね(音も聞けます)。

(Avanti Yasunori )

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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