1番はトヨタ、2番目に売れているのはヒュンダイ!【北米ハイブリッドカー市場】

http://puregreencars.comの集計によると、2011年7月、北米マーケットにおけるハイブリッドカーの販売台数が前月比1.5倍に伸びているという結果が出たそうです。

 

といっても、全メーカーのハイブリッドカー販売台数を合計しても19623台と、日本におけるプリウスの販売台数(24220台)にも届かない規模で、全新車販売の中でハイブリッドカーが占める割合は1.8%程度とのこと。

 

その北米マーケットでも一番人気のハイブリッドカーは、トヨタ・プリウス。

ハイブリッドカー全販売台数の約4割がプリウスという人気を誇っているのは日本のマーケットと同様。

 

しかし2位につけているクルマが日本とは大きく違います。

 

2番手は、前月の1422台から一気に4177台へと販売台数を伸ばしたヒュンダイ・ソナタハイブリッド

2.4Lエンジン+モーター+6ATというパッケージのパラレルハイブリッドシステムを搭載したソナタハイブリッド。同クラスのライバルとなるカムリハイブリッドがモデル末期ということもあって393台と販売を落としていますが、大差をつけているのは市場評価の現れでしょうか。

 

トップのプリウスに迫ろうかという勢いで、果たして来月のランキングはどうなっているのか。

このトップ争いから目が離せません。

 

ちなみに3位がレクサスCT200hで、4位がインサイト。価格帯を考えると意外にも思えますが、この2台については日本でもCT200hのほうが売れていますから驚くほどじゃありません。

 

となれば、北米市場でのハイブリッドカー販売ランキング(市場評価)が日本とかけ離れているとは言えず、ハイブリッドカーに目の肥えた日本市場においてソナタハイブリッドがどのような評価を受けるのか気になるところ。

 

もっともヒュンダイは日本市場での乗用車販売から事実上の撤退をしているので正規輸入されることはないでしょうが……。

 

北米市場でのHV販売TOP10 2011.7    ()内は台数

トヨタ・プリウス(7907)

ヒュンダイ・ソナタHV(4177)

レクサスCT200h(1553)

ホンダ・インサイト(987)

ホンダCR-Z(878)

レクサスRX450h(671)

フォード・エスケープHV(652)

トヨタ・カムリHV(393)

ホンダ・シビックHV(311)

レクサスHS250h(306)

 

 

メーカー別ランキング

トヨタ・レクサス(11047)

ヒュンダイ(4177)

ホンダ(2176)

フォード(1588)

日産(204)

GM(152)

ポルシェ(130)

マツダ(48)

BMW(27)

メルセデス・ベンツ(25)

VW(24)

※GMはボルト(125)を除く

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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