セパンで初優勝を決めたグッドスマイルレーシングの初音ミクZ4ですが、今回の菅生戦から性能調整の対象となり、苦しい戦いを強いられることになりました。
性能調整の他にも、降ったり止んだりの読みづらい天候の中で行われた予選ではスーパーラップでタイムが伸びず8番手からのスターとなってしまいます。
そして7月31日の決勝。谷口選手の素晴らしいドライビングでなんと2位まで浮上。そして番場選手にバトンタッチとなります。
ところが、なんと番場選手、GT500のゼッケン12番、カルソニックGTRが1コーナーでインに飛び込んできた所にかぶせる形になって接触。ペナルティーは無いものの順位を15位と大きく下げてしまいました。
しかし、ここからがスーパー番場タイム、略してSBT!
なんと9台抜きの偉業を達成し、6位入賞でチェッカーを受けることになりました。痛車勢の中ではダントツのトップです。
またしても、GT300クラスでポイント争いをするJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458の前に立ち、シリーズチャンピオンが本当に視野に入ってきたようです。
(北森涼介)