長らく市販車の最高速記録(412km/h)を誇っていた「アルティメイト・エアロ」というミッドシップスーパーカーを生み出したことで知られるアメリカのシェルビー・スーパーカーズが、次期モデルの開発に着手したことを発表しました。
それが「 TUATARA(テュターア)」。
何枚かのCG画像が公表されたのみですが、従来のアルティメイト・エアロと比較しても、かなり空力にこだわったことが予想されるスタイル。
キャビン後方、リアフェンダーとつなが部分にアーチ型スポイラーが配されているのが印象的なデザインといえましょうか。
ところで、アルティメイト・エアロはスチール製スペースフレームにカーボンカウルというボディ、エンジンは387.2 cu.in.(6345cc)のV8ツインターボで最高出力は1287馬力というプロフィール。
当然、次期モデルのテュターアでは、そうしたスペックは超えることが目標となっています。
まずボディはキャビンやフレームまでもカーボン化。衝突用ストラクチャーがアルミとなる以外は、ホイールまでフルカーボンで揃えられるとのこと。
そしてエンジンは、排気量を7リッターに増量。V8ツインターボの最高出力は1350馬力とされています。
トランスミッションは7速マニュアルが基本で、トリプルカーボンクラッチでエンジンパワーを伝えるという仕様。なおHパターンを採用するということですが、7速+リバースで8ポジションになるわけですが、その振り分けはどのようになっているのか気になります。
そして、もちろんシェルビー・スーパーカーズのDNAとして世界最速の市販車を目指してるのが、このテュターア。
環境志向の時代とはいえ、やはり最高速は自動車好きにとってのロマン。
すでにYoutubeには同社CEO Jerod Shelby氏によるプレゼン映像がアップされています。
その自信満々なアピールを見て、果たして何km/hを実現するのか、期待をふくらませて待ちましょう。
(山本晋也)