i-MiEV(アイ・ミーブ)が一充電走行220kmを実現

先日のマイナーチェンジによる制御系のリファインで満充電からの航続距離を180kmと伸ばしたアイ・ミーブ。

このタイミングで、ハンガリーのネットメディアauto pultがアイ・ミーブのエコランにチャレンジしたレポートがYouTubeにアップされています。

 

といっても欧州ではマイナーチェンジ前の状態で、現地でのカタログスペックは航続距離150kmという仕様。

 

タイヤ空気圧を高めにセットしたり、もちろん空調を止めてのエコランでどこまで航続距離は伸ばせるのでしょうか。

 

走行ステージは、ほぼ街乗り。しかしスタートして30kmほどで残り航続距離は112kmを表示するなどカタログスペックに達するのも危うい状況。

 

ふたりの男性スタッフが乗り込むという重量的にも厳しい条件ながら、そこからは40km/h程度とノンビリしたペースで走ることでグングンと航続可能距離を伸ばしていきます。なんと160kmを超えても、バッテリー表示は3セグメントを残している!

 

そしてバッテリー切れのワーニング表示が出て、エマージェンシーモードでのスロー走行しかできなくなったところでストップ。そのときトリップメーターが表示していたのは219.5km。

 

というわけで、アイ・ミーブの満充電からの航続距離は、約220kmということになりましたというお話。

 

そういえばアイ・ミーブのデビュー当時に開発エンジニア氏から聞いたところによればアイ・ミーブの航続距離を伸ばすには、50km/h前後の一定速で走るのがベターで、スピードの出しすぎは航続距離にはマイナスということでした。

 

まさにauto pultのチャレンジが、そうしたアイ・ミーブの特徴を示してくれたといえそうです。

 

(山本晋也)

 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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