フィットシャトルとフィットシャトルハイブリッドのもうひとつの違い【フィットシャトル試乗】

フィットシャトルとフィットシャトルハイブリッドの違いは、ハイブリッドシステムのアリナシやその結果のラゲッジ床下の収納スペースだけではありません。

外観もガソリン車のほうはコンサバティブにフツウに、ハイブリッドのほうは先進的に少し凝ったデザインに仕上げています。

具体的には、フロントグリル、ヘッドライト、リヤコンビランプなどがブルー&クリアを基調にしたパーツとなっているわけです。

そこで、今回リヤコンビランプのテールレンズを見てみましょう。

近づいてみると、キラキラした複雑なレンズカットが施されているんだとわかります。

色んな方向から見ると光が反射してガソリン車と違って見えるため・・・だけではないそうです。

例えば、後ろから見たレンズの下方に3組の縦線が入っています。

これは、後ろ方向以外にテールランプの光を拡散し過ぎないための対策で、むしろ「光り過ぎないため」のものだそうです。

灯火類は各国で様々な基準があり、例えば、フィットでも日本や欧州仕様とアメリカ仕様では左右の通行帯の違いからだけでなく、まったく別のパーツにせざるを得ないんだそうです。

粗悪とも思えるアフターパーツでクリアのテールレンズが眩しいことってありませんか? リヤフォグ点けっぱなしのBMWもよく見かけます。ランプ類がただ光ってるだけでいいというわけではないわけですね。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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