アキバ系女子にはBMW M3よりもFIAT500Twin Airがウケる

FIAT500TwinAir 乗っているのはLOVECARS!マスコットガールの南かおりさん
FIAT500TwinAir 乗っているのはLOVECARS!マスコットガールの南かおりさん

LOVECARS!主催のFIAT500Twin Air試乗会に行ってきました。

FIAT500Twin Air、結論から言うと、21世紀セカンドディケード最高のデートカーと言い切ります!いや、ホントに。

FIAT500って、見た目はかわいいのだけど、どうしても遅いと言うイメージがつきまとっていたと思うのですよ。いろいろな雑誌やメディアの皆様は一生懸命にいいところを探して、この遅いと言うイメージを払拭しようとがんばっていたのですが、実際にオーナーさんに聞くと、特に1200ccのほうはある種の割りきりが必要で、そこをファッションとかライフスタイルで乗り切っていたんですね。つまりやせ我慢、よく言うとハードボイルドなクルマになっていたと思うんです。

快適に走ろうと考えるとアバルトという選択肢もありますが、あっちは今のクルマ離れ世代と言われる20代前半女子からすると乗り心地が固い。そりゃ走り優先のセッティングですから固いのは当たり前で、アバルトもやっぱりハードボイルド。

つまり、どちらのFIAT500もルパンと言うよりは次元や五右衛門だったのです。

 

 

FIAT500Twin Airの内装
FIAT500Twin Airの内装

ところがTwin Airにやせ我慢はありません。
本当に信じられないくらい普通に速い。この場合の「普通」の定義はちょっといいという意味で捉えてください。とにかく普通に速いのです。85馬力とは思えません。トルクがかなり太いのが速さの秘訣だと思われます。

女の子を助手席に乗せたとしても、この普通に速い感じでドライバーに余裕が生まれて、絶対に会話が弾みます。内装も明るくポップ。IKEAのモデルルーム以上にお洒落だし。低速域のポロポロとしたエンジン音はかわいいともとれるファニーな感覚。ブルブル震える発進もアミューズメント感いっぱい。ネズミーランドにこんな乗り物があったような気がするくらいのアミューズメント感です。

FIAT500のスタイルに、この音と振動があれば、少なくとも秋葉原系女子だったらBMWの3よりもこちらを選ぶはず。バブル期のカリーナED、プレリュード以上の破壊力は保障します。

白のFIAT500Twin Airで乗りつけて、キメ台詞は「ボクと契約して」。
これでデートに誘えなかったら、クルマではなく「あなた」に問題があるはずです。

まぁ、一人で乗っても楽しいことは間違いないのでご安心を。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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