キャンピングカーで生活しながらの旅も10日目。熊本を出発してからの行程をダイジェストでお送りします。
まずは熊本県蘇陽町(熊本と宮崎の県境近く)にある幣立神宮にお参り。
すぐ北上すれば早いのですが、遠回りになっても再訪したかったというくらい、神社スキ〜なのです。
ちなみに写真は本殿ではなく、ちょっとした山道を10分ほど下ったところにある『東御手洗社』(水玉の池)です。
幣立神宮崇敬者の方でご存じなかったら是非ご参拝ください。
2日目は、宮崎県延岡〜R10号線で大分市〜国東半島へ。
道の駅『くにさき』から約4〜5kmの八坂社 富来神社にお参り。
この辺りの地名が“富来(とみく)”なので「富が来る」「富くじ(現在で言う宝くじ)が当たる」というゲン担ぎで、『開運ロードとみくじ』と呼ばれています。
さぁ、ご利益やいかに?!
さらに3日目、かなり急ぎ足ですが関門橋を渡り本州に上陸。山口県美弥市を通過中、豊田湖のほとりに佇む『安徳天皇西市御陵墓(参考地)』を発見。
壇の浦の合戦で二位の尼に抱かれて入水した安徳天皇(享年8歳)の御遺骸を埋葬されたところといわれています。
近くのバス停の名前は『天皇様』でした!
4日目は、停泊していた道の駅『サンピコごうつ』から約8kmの日本海沿いにある港町&温泉街『温泉津(ゆのつ)』へ。
道の駅の方が教えてくれた通り、温泉街の中は道が狭いので市営駐車場に停めようと思いきや満車だったので、猟師さんの了解を得て港に駐車させていただき、のんびり徒歩で散策しました。
日帰り入浴できる『薬師湯』は、全国に僅か12箇所しかない、島根では唯一、最高評価の「オール5」で認定された薬効豊な天然温泉です。是非お試しあれ!
午後からは神社スキ〜としては外せない出雲へまっしぐら。
ますは日御碕(ひのみさき)神社にお参りし、日御碕灯台やウミネコの生息地でも知られる経島(ふみしま)を見て、出雲大社へ。
ちなみにウミネコは今が抱卵期なので、あまり飛び回る姿は見られませんでした。
駆け足で5日目、ネットを通じて知り合った『しまね自然の学校』代表のOさんを訪ねて通称“焚き火小屋”にお邪魔させていただきました。
東北の大震災後、どうにか自分にできる支援はないものかと、瓦を組んだだけのキッチンロケットストーブを考案、それがどんどん広がり、今やっと東北に届くようになりました。
長期的な視点での支援を続けるためのお手伝いが、わたしにもできるかも知れません。
焚き火小屋に2泊もお世話になり、8日目は島根県の東端、美保関へ。ちなみに出雲が西端です。
山陰最古の美保関灯台へは道が狭そうだったので、港の近辺〜美保神社〜青石畳通り(2000年の『しまね景観賞』受賞)を散策。
雨の日にはうっすら青色になることから名付けられたそうですが、そう言われてみると藍色っぽく見えます。
軽自動車も通れないような狭い小径に、ぎっしり並んだ家屋や旅館(旅籠)、老舗の醤油藏などなど、今も生活が息づいていました。
9日目、停泊した道の駅『神話の里 白うさぎ』裏手に鎮座する『白兎神社』にお参り(ホントに好きでしょ)。
“因幡の白兎”で有名な、「古事記」「日本書紀」にも記されている由緒の明らかな神社で、白兎が傷を洗い蒲(がま)の穂(花)を採って傷口につけたところ完治したと伝えられている“不増不減”の御身洗池(みたらしいけ)もあります。
また、本殿の土台(6箇所)には『菊座石』と呼ばれる28弁の菊花を彫刻したもので、これは全国的に見ても珍しく、神社創設が皇室と何らかの関係があったものと推察されています。
10日目は、鳥取からR178を順調に北へと進んでおります。
…と、これを書いている間に10日を過ぎてしまったのですが、いかがでしたか?
続きはまた近いうちにご報告しますね。
(できれば毎日!)
(松本しう周己)
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