プロのエンジン屋が最新エンジンの“苦手”までを読む「博士のエンジン手帳」

皆さん、クルマの話をするときに最初にどこが話題になりますか。いろいろあるかと思いますが、その筆頭にエンジンはあげられるでしょう。「●●はV6でさ──」「このクルマ何馬力?」「●●リッターとは思えない走りっぷりだね」──エンジンをめぐる興味は尽きません。

そんなエンジンの「もうちょっと深く」をいろいろ取り上げてみました。テーマとなるクルマはハイブリッド、ターボ過給、ダウンサイジング……ここ最近にデビューした、話題になった、良いと広く言われているなど、いろいろさまざまです。これらのクルマを、元マツダのエンジン技術者・畑村博士が言いたい放題解説します。

ゴルフのTSI(1.4/1.2)
アウディのV6スーパーチャージャー
MTのCR-Z
インサイト
i-MiEV
フーガハイブリッド
SAI/HS
バルブトロニック@4気筒
バルブトロニック@直列6気筒
フィアット・マルチエア
マツダの直噴ターボ
アウディの5気筒
日産・VVEL
エクストレイルディーゼル
アルファロメオのディーゼル
パジェロのディーゼル
ダイハツの軽自動車
メルセデスのダウンサイジング
フィットの1.3L
シトロエンC5の1.6ターボ
ティーダの“渕上の足”制御
マーチの3気筒
デミオのミラーサイクル
マツダのi-stop
レガシィの2.5NA

みんなでエンジンの話をするときは、スペックやフィーリングからが多いでしょう。しかし畑村博士は、さすがのプロ。エンジンの構造的特徴から「なぜこのようにしたのか」までを読み解きます。それぞれのエンジンのいいところだけではなく、メーカーのリリースからは決して得られない「苦手なところ」「これからやらなければならないこと」までを含め、読者に楽しく平易に解説します。

なるほどと膝を打つこと、数回は必至。みんなでああでもないこうでもないと話しているとき、もう一段深い知識を披露できる本です。ぜひお手に取ってご覧ください。

MFi叢書『博士のエンジン手帖』(A5版、1色、192ページ、横組)
畑村耕一・著
5月14日発売
1200円+税
ISBN978-4-7796-1098-1