チューニングブームの先魁となったといえるRSヤマモトの山本社長が亡くなったとのことです。
半信半疑だったんですが、稲田大二郎さんのブログで書かれているのでそのようです。
私自身、親しかったとまではいえませんが、何度かお会いして、そのこだわりっぷりは凄いもんだと感じたことがあります。
一緒にY34セド/グロの試乗会へ行ったときは、目を輝かせて新型車を舐め回すように見てました。
一度、ショップへ発売したてのプリウスで伺ったとき、「なんだよ、こんなのクルマじゃねーよ。ぜんぜん興味ネエな。で、どうなの。ちょっと乗っていいか?」と新しいものへも興味津々だったのを覚えています。
一般にイメージする江戸っ子のように、口悪く言ってることとやってることがゼンゼン逆で、照れ屋で曲がったことが嫌い、というのが私の印象でした。
ホンキ系の“職人”がいなくなっていくのはとても残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
91年当時のOPTION誌より
(小林和久)