日本原子力研究開発機構東海展示館アトムワールドに立ち寄りました【東北関東大震災ルポ】

常磐道を北上します。

 

道路は補修されているところやまだ地割れしているところなどがあります。走行には気をつけて下さい。

下り線で「最後のトイレ」との看板を見つけ、友部SAに寄りました。

大行列ではありませんが、ガソリンスタンドは少し並んでいます。

価格はレギュラー153円ですので、都内と比べて同等か、やや高めといったところでしょうか。

それから、海岸線の状況を見るため、太平洋方向を目指します。

国道245号線を行くことにしましたが、途中で東海村を通ります。

東海村は原子力で有名です。いま、福島の原子力発電所は大変なことになっていますが、改めて、原子力の基本がわかるかな、と思って日本原子力研究開発機構東海展示館“アトムワールド”に立ち寄ることにしました。

ここでも、地震の被害にあったらしく、ガラスが割れていたり、展示物が作動していなかったりします。

展示されている内容は、想像から離れたものではありませんが、平常時ならば「これほどハイテクで幾重にも安全性に気を遣っているんだ」と素直に思えた気がしますが、現在の状況では、「これほどまでの安全対策でも決壊したのか」と見えてきます。

その後、日立港へ。

港の表面は凸凹です。コンクリートもがたがたになっています。

トラックもフレームごとニつ折になっていました。

目の当たりにすると、テレビやネットで見て理解するだけでなく、心で感じることができます。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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