トヨタグローバルビジョンの社長会見の中で、強い収益基盤を構築して、1ドル85円で販売台数750万台でも1兆円の利益を出せる安定した経営基盤を作るという言葉がありました。
そのために品質の向上、原価低減、人材育成の強化を図るとのこと。経営的にはとてもまっとうな考え方ではありますが、ユーザーが気になるのは原価低減。つまりコストダウンです。
もちろんその前に品質向上を謳っているので、品質を高めた上で原価低減を図るということなのでしょうが、12月に発売されたヴィッツのように、最近はコストダウンが先に感じられてしまうようなモデルもあるので、その点は慎重にクルマ作りを行ってもらいたいものです。
豊田章男社長の第一の目標はトヨタ車を買ってもらったお客様に笑顔になってもらうということなので、クルマを買ったお客様が後でガッカリするようなコストダウンは行わないでくださいね!
(岡島裕二)