今年で開催7年目となり、関西では最も人気のあるサーキットイベントに成長した「エクセディCUPオプション2お遊び耐久」。草耐久レースでありながら、プロショップのデモカーなども多数エントリーしていることもあって、スプリントレースのような白熱したレース展開がみどころ。そのいっぽうでSタイヤの禁止やこまかなクラスわけによって、ビギナーでも気軽に参加できる環境が整っていて、イベント名どおり「お遊び」感覚で楽しめるところが多くのエントラントから支持される秘密です。
そんなお遊び耐久の2011年シーズン開幕戦が3月5日(土)、兵庫県のセントラルサーキットで開催されました。第1戦の今回は3時間を3名以上のドライバーで戦うというルール。クラスはシルビアなどがエントリーするエキスパートターボ、シビック勢がひしめくエキスパートNA、低コストでのエントリーが可能なコンパクトクラスなどが設定されています。
そのなかでもこのレースの花形的存在といえるのがアンリミテッドクラス。他のクラスのように排気量による制限がなく、「レース中に5分の義務ピットインを1回は消化すること」という決まりが存在するくらいなので、作戦や車種選択の自由度が広いのが特徴です。ちなみにこのクラスではランエボでエントリーするインタートレーディングが2年連続でシリーズチャンピオンを獲得していますが、今回も圧倒的な強さを見せつけ、ポールトゥウインで今季初優勝を達成。3連覇に向けて順調なスタートを切っています。
(正松本宏)