単に赤くて派手なだけではありません。
よく見ると、塗装の中に様々なワザが練り込まれています。
ボンネットセンターなどはグラインダーでわざと傷をつけるようにしてフレアのような模様をつけた上にクリアなどを吹いています。
サイドの鱗のように見える部分は、メッシュを当てて下塗りのサフェーサーを塗って塗装面に模様をつけ、その上にクリアその他を塗装しています。
フェンダーのエッジなどはマスキングによってやはり格子柄を作り、同様に上から塗装しているそうです。
そして、アンダー部分のマーブル模様のような部分はラッピング塗装と言って、その名のように通常の塗装したあとにラップを重ねて模様を作っているそうです。
この車両の場合、その他のこともやりながらだったので半年から8ヶ月くらいかかったらしいですが、これだけにかかり切りだったら一月半くらいでできるんじゃないか、とのこと。
1カ月半でできちゃうのは早いような気がします。十分に手間隙時間がかかっている、相当な塗装ワザの百貨店状態でした。
その他の作品もご覧ください。
(小林和久)