1月19日にVWよりトゥアレグが発表されましたが、これでかなりVWの顔も統一されました。そこでここでは、それぞれの顔をそろえてみました。
シロッコ(2008本国発表) コンセプトのirocでは大きなエアインテークを持ちアウディのようでしたが、生産モデルはこのカタチに落ち着きました。
ゴルフ(2008本国発表) 先代モデルのハードポイントを動かさず、ルーフを流用。グリルまわりを横グリル顔にしました。
ポロ(2009本国発表) VWらしさを意識。新生フォルクスワーゲン・デザインのスタートはこのモデルでもあるのです。それまでの2台は顔の微修正で「らしさ」を表現しています。
シャラン(2010本国発表) 直線基調とするボディ構成は、他のブランドを明らかにことなるテイストを持っています。
トゥーラン(2010本国発表) 一瞬ではシャランと見分けがつきませんが、VW以外の何物にも似ていません。
トゥアレグ(2010本国発表) ヘッドライトとボンネットのラインは他のVWと共通のデザインテイストですが、力強さを出すためかサイドの面構成などはポロ以降の他のVWとは違い柔らかな面をもっています。
そうなのです。見比べてお分かりのように、顔にアイデンティティを持たせることは、ファミリーであることを強調できるのですが、遠目で見るとVWの何のモデルなのかが分からせにくくなるという面も持っているのです。
さらにトゥアレグでは800万円を越える価格ですが、それが200万円のポロと同じ印象であっては、ちょっと商品力を下げてしまうんです。それで、ヘッドライトには複雑なLEDのスモールランプを付けたりと、緻密さを表現しています。
また面構成も他のVWのようなプレーンな感じにならないように、重厚感あるカタチを打ち出しているようです。それはSUVの力強い印象にもなっているようですね。
MATSUNAGA, Hironobu