純正交換型ステアリングを装着してみよう

純正エアバッグをそのまま使えるこだわりのアイテムでセンスアップ!

ステアリングは運転中つねに触れているパーツなので、ドライバーにとっては特にこだわりたいアイテムですね。最近のクルマは基本的にステアリングにエアバッグを装着しているので、そのエアバッグを活かしたまま交換できるステアリングが人気大! 交換作業も、エアバッグの脱着がポイントです。

所要時間:1時間 難易度★★★☆☆

 

(スポーツステアリング)

(用意する工具)

内装剥がし/ドライバー/トルクスドライバー(レンチ)/ホイールレンチまたは十字レンチ

 

エアバッグの誤作動を避けるため、装着前にはバッテリーの端子を外し、コンデンサーに貯まった電気を抜くため約30分ほど放置します。

ステアリングの左右にあるカバーを、内装剥がしや先の細いマイナスドライバーで外します。キズ防止のテープを貼って作業するといいでしょう。

カバーを外すと見えてくる特殊な星形のネジがエアバッグを固定しているネジです。これは専用のトルクスドライバーやレンチで外していきます。

星形のネジ(トルクスネジ)は、専用のトルクスドライバー(レンチ)でないと外れませんので、あらかじめサイズを確認して用意しておきましょう。

左右のネジを外したら、エアバッグを上側からゆっくり傾けると外れます。後には配線がつながっているので、引っ張り過ぎないように注意してください。

エアバッグ裏側にはエアバッグ(黄色)とホーン(黒色)の配線があるので、カプラーを外せばエアバッグをとステアリングの分離は完了です。

ステアリング本体は、エアバッグが外れたセンター部分の奥をナットで固定しているので、十字レンチを使ってそのナットを緩めます。

ステアリングを引き抜くのに力が必要なので、ナットはすべて外さず緩めた状態でステアリングを引き抜けば、ケガを防止できます。

ステアリング本体が外れたら、新しいステアリングに移すパーツを外します。まずはステアリング左右のスイッチパネルを外していきましょう。

スイッチパネルは、左右それぞれステアリングセンター側にあるネジを2本ずつ外せばOKです。配線類も一緒に外しましょう。

次にセンター上部のプレートを外したら、ステアリング底面のカバーも外します。このカバーは裏側から引っ張るようにすれば外れます。

これが純正ステアリングから新しいステアリング移植するエアバッグ以外のパーツ。小さなネジ類をなくさないように気をつけましょう。

取り外した純正部品(スイッチパネル、プレート、カバー)を、取り外したのとは逆の手順で新しいステアリングに組み付けていきます。

センターが狂わないように気をつけながらステアリングを差し込み、ナットで固定します。十字レンチでしっかりと固定しましょう。

エアバッグとホーンのカプラーをエアバッグ本体に接続し、ステアリングのセンターに戻したら、左右の星形ネジで固定します。

外しておいたバッテリーの端子を接続したら、ホーンが鳴るか確認してください。OKならステアリングの交換作業は終了です。

完成です!

 

取材協力=スタイルワゴンクラブ

(増田真一)