メルセデスの新しい電気自動車シリーズが登場【パリモーターショー】

すでにEV(電気自動車)へは積極的な開発姿勢を見せているダイムラー社が、その新しいコンセプトを2012年パリモーターショーで発表することが明らかになりました。「Electric Drive」という電動自転車の新シリーズとなるそうです。

今回のパリモーターショーでは、Bクラスをベースとした「Electric Drive」が公開されるということですが、将来的にはメルセデスベンツ、メルセデスAMG、スマートとすべてのEVに共通するシリーズになるということです。

このBクラス・Electric Driveの特徴は、電気自動車になったからといって居住スペースなどキャビンの広さはエンジン社と同様だということ。フロントに電動ユニットなどを収め、床下に大容量リチウムイオンバッテリーをレイアウトすることで、そうした居住性を犠牲にしないパッケージを実現したということです。

フロントを駆動する電気モーターの最高出力は100kW、最大トルクは310N.m。航続可能距離は200kmを誇るということ。写真からも完成度の高さは伝わってきますが、2014年の市販を目標に量産計画が進められているそうです。
(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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