熊本市の中心地から車で約15分、花園町にある『柿原養鱒場(かきばるようますじょう)』へ夕涼みに行ってきました。
もともと実家が隣町にあたる島崎町というところだったので子どもの頃に何度か連れて来てもらったことがあるのですが、その頃の記憶を頼りにしても分かりづらい入り組んだところにあります。
(Googleマップはこちら)
子どもの頃は『釣り堀』という認識しかありませんでしたが、歴史ある湧水『御手水(おちょうず)』に隣接しています。
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神武天皇の皇孫である健磐竜命(たけいわたつのみこと/阿蘇神社の主神で地元では阿蘇大明神と呼ばれている)が火の国巡視の際、ここの冷泉で手水を使われたことから、ここを御手水と呼ぶようになったといわれています。
加藤清正公もこの水を好み、たびたび足を運んだといわれています。
また、細川家第五代藩主の綱利公は、ここにお茶屋を造ったといわれています。
この湧水は量も豊富でこれまで一度も枯れたことがなく水温も一定しており、水の都くまもとを象徴する名水として市民に愛されています。(案内板より)
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釣りをしなくても自由に出入りでき、犬連れOKなので愛犬マリリンも一緒に散策。
意外と、あんまり蚊がいなかったです。
釣り堀で釣った魚は料理してもらって、お食事処や池の上に建つ東屋で食べることができます。
名水がそのまま流れる大小の池は澄んでいて、この時季バイカモも小さい白い花を水面に覗かせていて、木漏れ日に揺れる姿が可憐です。
5月下旬からは源氏ホタルと平家ホタルの舞も見られたそうですよ。
秋にはイチョウやモミジの紅葉を眺めながらメタセコイア並木をそぞろ歩きするのも気持ちいいでしょうね。
岩肌を流れ落ちる『御手水』は敷地の奥にあり、とても涼しげです。
加藤清正公の石像と、観音様?を祀っていると思われる小さな祠や石像があります。
この写真の手前にも、サッシで囲われたお堂に石像が安置され、たくさんのお供え物があることから、多くの人に親しまれ大事にされているのだなぁと感じました。
(松本しう周己)
【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/08/21/53130