来月からタイヤ値上げでこの際ホイールのエアバルブにこだわる

来月から国産タイヤの多くが価格改訂により、値上げされることがアナウンスされている今日この頃。

このタイミングで、サマータイヤを新調しようと思っているひとも少なくないかもしれません。

そもそもタイヤを替えるというのは、ゴムが減ってきてしまっているからですが、クルマの足元をみるとゴム製品はタイヤだけではないことに気付きます。

そう、ホイールのエアバルブもゴム製品。

アルミホイールでは金属パーツになっていることもありますが、シール材にはゴムが使われています。

つまり、このエアバルブも消耗品、定期交換部品というわけ。

とはいえ、エアバルブの交換にはタイヤを外す必要があるので、タイヤ交換のタイミングで新品にするのが現実的。

さて、ここで一息おいて考えて欲しいのはエアバルブの選択です。

かっこよさでいえばアルミホイールに付属してくるL字型などの金属パーツが有利ではありますが、自分でタイヤの空気圧を確認するようになるとフレキシブルに動くゴム製エアバルブのほうが便利なことに気付くはず。

またレースやドリフトの世界では、ホイールtoホイールの接近戦をしたときに金属製エアバルブは衝撃で折れてしまうことがあるのでゴム製にするのはなかば常識でもあります。

あえてゴム製エアバルブを選んで、通を気取ってみませんか。

さらにさらにサーキットでは、写真のようにキャップを外した状態で、いつでも空気圧が計れるようにしておくのも分かっている感が演出できますよ。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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