ホンダ『ASIMO type R』ともいえるほど進化した新型アシモ発表(※ただし原発での作業は…)

ホンダはヒューマノイドロボット“アシモ”に自律行動制御技術を新たに搭載するなどし大きくバージョンアップした新型アシモを発表しました。
「知的能力の進化」、「身体能力の進化」、「作業機能の向上」の3点でいままでは人がアシモに合わせていたことを、アシモ自らが人に合わせて行動できるようになりました。

 

 

 

 

また時速9kmで走ることができたり(途中、両足が浮いています!)、着地位置を動作中に変更できる新たな制御技術を取り入れたことで、歩行や走行、バック走行、片足ジャンプ(ケンケン)、両足ジャンプなどを連続して行えるようになるなど走行性能が大幅にアップ。

 

 

 

 

 

しかも各指を独立して制御する高機能小型多指ハンドを開発したことでビンを手に取ってふたをひねるつつ、液体が注がれる柔らかい紙コップを潰さずに把持するなどの作業を器用に行うことが可能としています。

 

 

 

 

ここまで進化したアシモなら東日本大震災で原発内の作業などにも使用できるのでは、と思ったのですがホンダ社長の伊東孝紳氏は「アシモはヒューマノイドロボットの分野でつねに世界一の存在であるべきもの。(原発での作業や介護には)アシモから産まれる技術をつかったそれらに対応できるロボットを作るべきだと思う」と話しました。

その発言通り、新型アシモ発表会では人が作業できないような危険な場所や災害現場などで遠隔操作で作業を行うことができる「作業アームロボット」のプロトタイプを公開しました。このロボットはすでに東電などで実証実験も行っているそうです。

(クリッカー編集部)